ケルメスレース1戦目&2戦目~ロケレン~

8月8日
ケルメスレース1戦目はロケレンという街で行われた114kmのレースでした。
コースは石畳が4ヵ所あり、それ以外の道は直線が長く路面もきれいでした。
スタートしてすぐに先頭ではアタックの掛け合いが始まり、後ろは振り回される。
これは日本のJプロツアーでも同じなので、特に問題ない。
しかし、石畳区間はどんなにもがいても自転車が跳ねて前に進まない。
石畳で遅れた分を綺麗な道で埋めて、また石畳で遅れを繰り返し、結局4周目の石畳区間で遅れて、35分でリタイアという日本のレースでは今までにないスピードで終わりました。
ベルギーに行く前にいろんな選手から最初はキツイと聞いていたので、実際走ってみて確かにベルギーのレベルの高さを感じました。

リタイアしてからはレース観戦。
ケルメスは前に千切れるレース”
みんなが口を揃えて言っていましたが、外から観ていてその理由がよくわかります。

レース序盤はアタックの掛け合いですが、決まらない。
中盤に更にペースが上がり数名の選手の逃げが決まる。
終盤にメイン集団から少数のグループが数組飛び出し、前に追いつくと逃げグループが巨大化し、メイン集団が取り残される展開になる。

今回はその展開になり、最後はニュージーランドのナショナル?選手がそこから飛び出して、独走逃げきりでした。

千切れたタイミングでのデータです。


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8月10日
ケルメス2戦目もロケレンの街で同じ距離のレース。
コースは変わり、石畳が10m位の一ヶ所しかなく、平坦だけのロードレースという感じでした。
石畳が無い分ペースが速く、常に50km/h前後のレースとなりました。
コースは完全規制ではなく、集団にあわせて規制と解除がされるので、コース上には対向から来た車が止まっていたりしますが、さすがベルギー。集団内の意思伝達もさっと行われ、危なげなく回避。また、集団が過ぎたらすぐに規制が解除されるので、集団から遅れたら即リタイアとなります。

前回のレースよりもアタックがかかった時の縦伸びが凄くて、集団後方はかなりキツイ。
一瞬前が牽制がかかるタイミングで集団が団子状態になるが、すぐにアタックがかかり、また縦に伸びる。

集団の密集度はこのカテゴリーではJプロツアーよりも濃くない。しかし、日本のレースなら1時間ぐらいで止まるアタック合戦がベルギーでは時間が経つにつれてどんどん激しくなっていく。

結果から言うと、1時間10分過ぎあたりの縦伸びについて行けずに集団から離脱しリタイアになりました。
あのコースで平均時速44.9km/hはかなり速いですが、先頭で逃げ続けた4人は集団よりも更に速いスピードで逃げ続けていました。

あの先頭の逃げに乗れるだけの力をつけたい。

このベルギー遠征でパワー、スピード、持久力の3点をもっと磨いていきたい。
千切れたタイミングのデータ

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