2022年10月17日(月)
初めてのジャパンカップは、ワールドツアー選手たちが序盤から積極的に動いてくれたおかげで、とても良い経験ができました。
もちろんワールドツアーの選手は力があるからワールドツアーなのであり、そことの差を知る為には、可能な限り、ワールドツアーの選手が最初から本気を出してくれた方が分かりやすい。
ただ海外では、イルロンバルディアが実質的にシーズン最後の大きなレースであり、若干シーズンオフに入りぎみの選手もいたりと完全なる本気ではなかったかも知れません。(こればっかりはワールドツアーの選手たちに聞かないと分からない。)
クリテリウムとロードレースを走って感じたのは、基本となるペースが速く、緩む事がない。
クリテリウムは分かりやすく、180℃ターンを2つ込みで、av49km/hと速い。
だから飛び出して逃げを打つのは、ほぼ全力走。
日本のレースだと緩急があるので、緩む瞬間を狙って飛び出すと上手く逃げを作れたりしますが、映像でも分かるように、パウレス選手やウィレンス選手が速いスピードから飛び出していくので、誰も着いていけない。
ロードレースは、確かに序盤の古賀志の登りのペースは速かったけど、決して僕とかが着いていけないペースではなかった。
むしろ、古賀志以外の区間が速く、更にスタートゴール地点を抜けて、補給所に向かうキツめの坂での位置取り争いが激しく、ペースアップ。
そこからまた古賀志に突入していくので、繰り返されてどんどん消耗していく。
ただラスト4周からの古賀志はめちゃくちゃ速くなるので、ここからが本当の力勝負。
とにかく今回のレースで感じたのは、圧倒的なベースの違いと、レース量の違い。
このレベルのレースを、当たり前のように1年間走っているワールドツアーの選手たちが強いのは、理にかなっている。
これらが分かったので、あとは日本の今いる環境で、どうやって補っていくかを考える。
今年のジャパンカップに出場できて本当に良かった。
ここから更に上を目指して取り組むのに、これ程良い刺激はそんなに多くない。
ジャパンカップ開催に尽力してくださった皆様に感謝して、ここから更に成長していきます!
写真:M-WAVE様