9月12日(日)
○天気 晴れ
○大会名 三菱地所JCLロードレースツアー2021 第7戦秋吉台カルストロードレース
○コース 秋吉台カルストロード特設コース
○距離 118km(約29.5km×4周回)
○リザルト
3:03.37 3位/59人 完走21人 優勝 山本大喜選手(キナンサイクリングチーム) トップと0分14秒差
(チームトップ谷 3位)
○データ
tss274
av238w np305w max1098w
av85rpm max136rpm
○チーム作戦
谷と宇志が最後の激坂一本勝負が出来るようにチームとしてレースを作っていく。
翔太郎くんは序盤の逃げに対応し、西尾さんと雅之は必要に応じて臨機応変に対応していく。
後手を踏んだ場合は焦らずチームで対応していく。
○個人作戦
激坂で勝負できる各チームのエースたちを逃さずに、最後の一本勝負に自信を持って挑む
○レース
1周目
3.2kmほどのパレードが解除されてからはかなりスピードが上がり、山口県選抜をメインにアタックが掛かるが、往路は集団有利のため、落ち着いて走る。
登りが多い復路から前に上がり、有力選手たちのアタックの掛け合いに乗っていきながら、登りを前でクリアする事を心掛ける。
一回目のカルストベルグ(ゴール前の激坂)は結構なペースで集団が縦に伸び、30人程に集団が縮小される。
2周目
往路のアタック合戦が激しく、雅之と翔太郎くんに対応してもらい、かなりキツイ展開から翔太郎くんが逃げに乗ってくれて、有力5チーム(キナン、ブリッツェン、スパークル、右京、ブラーゼン)が１人ずつ乗せた逃げグループが決まる。
集団は主にVC福岡が牽引し、ブラーゼンは4人で固まって次の展開に備える。
カルストベルグはVCの牽引中とあって、乱してくるチームもなく、集団塊のままクリア。
3周目
復路に入る時に翔太郎くんが厳しいと言う情報が。
集団はVCに加えてヴィクトワールとディレーブも１人ずつ牽引に加えていたため、逃げグループとずっと1分～1分15秒を保ち続けている。
4人でどうするか話しあい、出した結論は、三回目のカルストベルグで必ず有力選手のアタックが掛かるからそこに谷と宇志が乗る。
アタックがなければ、カルストベルグをクリアした後から西尾さんと雅之が牽引に加わるでした。
そして、勝負のカルストベルグに突入し、予測通りにペースアップ。
谷&宇志は頂上を越えた所までは耐えていたが、先に宇志がドロップし、次に自分がドロップ。
その精鋭追走集団は先頭に合流し、アタック合戦再開。
4周目
もう終わったかもしれないと思っていた時に後ろから西尾さんと雅之が集団を牽引してくるのが見えて、脚を止めてその集団に合流。
前にいたブリッツェンも振り出しに戻す為に戻ってきて、他のチームの牽引もありましたが、ブリッツェン&ブラーゼンが主に牽引をして猛烈なスピードで50秒差あったタイム差を復路の登り区間手前で詰めきり、登り区間は力のある選手たちのアタック合戦。
そこに谷と宇志が残り、隙をついて抜け出したVCの本多選手が15秒ほど先行し、それをキナンの新城選手とトマルバ選手が集団を牽引して追走し、ブラーゼンの当初の作戦どおりの最後のカルストベルグ一本勝負へ。
トマ選手の入りの引きで一つ前のヴィクトワール阿曽選手が耐えきれず後退。
交わしてトマ選手の番手に着けて、トマ選手が引き辞めたタイミングで飛び出す。
正直複数人は着いてくると思いましたが、パッと後ろをみると開いている。
こうなると戻る選択はないので、限界ギリギリ保てるペースを維持しながら、逃げきりを目指す。
ラスト500mでスパークルの宮崎選手が鋭いカウンターで飛び出してきて、なんとか飛び付く。
更に後ろからキナンの山本選手が来て、かなりキツイが着き直す。
後ろからじわじわとブリッツェンの増田選手がきているのに焦って先に仕掛けてラスト200mで力尽きて、山本選手と宮崎選手に交わされて、後ろの増田選手からは逃げきり3位でレースを終えました。
○反省点
最後の大切な場面で適切な対応が出来なかった。
優勝が掛かる場面は一つの判断ミスで優勝が滑り落ちるので、焦る場面こそ落ち着けるようにしたい。
○良かった点
チームで連携に関しては今年一番良かったし、仲間を信じて回復に専念できたおかげで表彰台に立つことができた。
もちろんチームとして反省点もありますが、それをレース中に修正する力が付いてきたので、より精度を上げていきたい。
○次に向けて
次は１ヶ月後のUCIおおいたアーバンロードクラシック(JCL兼用大会)です。
更に強い那須ブラーゼンになって、今年のチームで優勝を掴んでいきます！
Photo by 樋口くん
