2021UCI三菱地所おおいたアーバンクラシック

10月10日(日)
○天気 晴れ
○大会名 UCI三菱地所おおいたアーバンクラシック
○コース 大分スポーツ公園周辺特設コース
○距離 150.8km(約11.6km×13周回)
○リザルト
3:30.48 9位/82人 完走39人 優勝フランシスコ マンセボ 選手(マトリックスパワータグ) トップと5分01秒差
(チームトップ谷 9位)
○データ
tss299
av232w np289w max1127w
av86rpm max133rpm

○チーム作戦
谷が最後のゴールスプリントで勝負できる展開に持っていく。
過去2回のレースは途中で出来た逃げが逃げきるレースで、コースも集団にいてもキツイコースなので、大きな逃げを見送らないようにチーム全員が逃げに乗るイメージで走る。
無線が使えないレースのため、もし谷を含まない逃げに乗り、そのまま逃げきりそうならその選手、もしくは複数人乗っていたら、話し合って、誰で勝負するか決める。

翔太郎くんがセカンドエースとなり、谷と極力動きが被らないように、逃げの対応をしていく。


最後の勝負は焦らず、自分の得意領域(1分前後の掛け合い)に入るまで動かないようにして、勝ちきる。
○個人作戦
チーム作戦と同じ。
○レース
例年最初の5周回で逃げが力によって決まるが、今年はなかなか決まらず、速いペースで掛け合いと牽制が続く。

序盤は雅之が中心となって逃げの対応を行い、自分が前の逃げに入りたい時はチームの仲間に引いてもらってジャンプするなど、今日もチームメイトの働きのおかげで脚を使わずに序盤は進めることができた。

中盤に差し掛かる頃には翔太郎くんと新開くんがキツイと聞き、西尾さん、雅之、憲人くん、谷の4枚で対応をする。

住宅街に入る登りでのマンセボ選手のアタックに自分が反応し、マンセボ選手、石橋選手、谷の順で着いていく。
マンセボ選手のアタックが強烈だったため、集団は縦1列に。
一度3人でローテーションして、もう一度マンセボ選手のアタックで、もう一度反応。
その後の3発目のマンセボ選手のアタックに反応しきれずにいた所を西尾さんが声をかけてくださり、一緒にジャンプするようにしてくれましたが、声も出ないぐらいにキツく、そのまま西尾さん単独でジャンプしてもらい、各チームのエース級が乗った7人ほどの逃げを形成。

集団は逃げに選手を入れ損ねたシエルブルーが牽引したが、タイム差が開き、追い付かないと判断して牽引を断念。

雅之が腰の痛みと熱中症(レース気温30度とこの時期にしてはかなり暑い)によりレースを降りることになり、逃げに西尾さん、集団に谷と憲人くんという3名で残り6周回。
憲人くんといろいろ話しながらレースをみていたけど、前の逃げ集団が崩壊したという情報が入り、先頭はマンセボ選手、小石選手、山本大喜選手の3名が集団から3:30ほど先行となり、その間にバラバラで選手がいる状況。
憲人くんが集団の牽引に加わり、シマノ、愛三、憲人くん、ブリッツェンの牽引。
自分は憲人くんのおかげでブリッツェンとシマノの集団の間に入れてもらい、足を使わない位置で走ることができた。

残り3周回をきってから前を行く小野寺選手を1桁順位でゴールさせる可能性があるブリッツェンが牽引を止めて、シマノの床井選手と憲人くんの二人での牽引となり、2人とも力を使いきり離脱。

逃げていたシマノの風間選手を回収したため、シマノの牽引が始まり、自分も牽引しないため、後方に下がる。

無線がなく、情報もほとんど入ってこないため、西尾さんがずっと逃げていて、もしかしたら4位で西尾さんがゴールするのではないかと考えていて、自分はひたすらこの集団のトップを獲ることを考えていましたが、西尾さんも序盤からかなり動いてくれていて、そこからの単独ブリッジでの逃げ合流などでかなり消耗していたため、レース途中で熱中症でリタイアしていたというのをレース後に知った。

やはり無線が使えないレースは難しいけど、UCIレースはカテゴリーによって使えるレースと使えないレースがあるので、やはり選手間の直接的な会話が大切だと感じた。

多少の揺さぶりはありながらも、30人ほどの集団で最後の1KM緩い登りのゴール勝負。
最初の500Mで足が残ってる選手と残ってない選手に割れる。
自分はラスト300Mまでひたすら待ちましたが、左ラインから掛けようとした結果、最後が左に曲がっていくレイアウトでコースを塞がれ、全力を出しきる前に9位でゴールしてレースを終えました。
○反省点
自分の位置取りがかなり前後してしまったため、序盤に有力勢の逃げが出来たら乗り遅れる可能性もあり、もっと位置取りの安定感が必要。
アタックの見極めは出来ていたけど、3発目の対応が雑になりすぎていたかもしれない。

コースのレイアウトや集団の疲労具合などを常に意識しながら、必ず自分が決定的な逃げに入り、あわよくばチームメイトも入ることができるという展開を作らないといけない。

○良かった点
チームメイトの働きが何よりも良かったため、自分自身速いペースの中で落ち着いて走ることができた。

最後のゴール勝負も失敗は多かったですが、足の状態はかなり良いことがわかった。

チームメイトの頑張りに対して、最低限の役割りである、UCIポイント(国際ポイント)を獲得することができたのが、本当に最低限の役割りで果たすことができた。

○次に向けて
次は全日本選手権なので、更に成長して、優勝目指していきます!


難しいなかで、UCIレースを開催してくださった大会関係者の皆様ありがとうございました!

Photo by 樋口君
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