ケルメス9戦目エルぺメーレ

8月20日はエルペメーレという街でレースがありました。
コースはベルギーには珍しく、常に2~4%上るか下るかで、ある意味チャンスがいつもよりもあるなと思いました。

今回要項に何kmのレースか記載されておらず、きっと周回盤が出るであろうと思っていましたが、出ませんでした。
車連の人に確認しなかった自分のミスです。
とまぁ最初に反省点を挙げておき、
レースですが、17時からスタートというのが要因か、人数が39人とかなり少なかったです。

スタートしてからはまずは様子見で集団内を走る。
上りと言っても普通に45km/hは出ているので、集団は縦1列棒状。

下りからの軽い上り返しがかなり踏まされる。

全体的に道が狭く、前が緩むと詰まって上がれない。

逃げが出来て、前が牽制で詰まる。逃げとの差が開き、一気に追いかけて何周かして吸収。こんな状況が続く。

自分も何発か少人数での追走に行くけど、まとまりがなく、集団に吸収される。

追走とメイン集団の追いかけっこで、結局逃げを吸収する。

時間は一時間をまわるがあと何周続くのか?それが分からないと気持ちにダメージが大きい。

逃げを吸収してからは飛び出すタイミングを図る。

下りきって、ホームストレートの上りに向かう平坦区間で牽制がかかり始めた。
そのタイミングで集団から飛び出して連続するコーナーを利用して、抜け出す。

そして、上り区間も限界ギリギリまでの力を使って踏んでいく。

後ろを振り返ると数名が追いかけてきて、そこの後ろに飛び乗り、その後ろから数名来て、7名の逃げがきまる。

自分がきっかけで出来た逃げ集団。
一つの成果だ。
ローテーションが上手く回らない。
一周して、メイン集団が追いかけてくる。
そして、逃げ集団からさらにアタックがかかる。

これに乗れる余裕がなく、メイン集団に戻る。メイン集団の最後尾につけて走ると、前が牽制の嵐で、メイン集団が分裂。
そして、5人になった逃げ集団はメインとのタイム差をさらにつける。

メイン集団後方は全開で分裂を埋めていく。
一度下ってからのキツイ上り返しで前が千切れ、それを埋めれない。

全開で行けば、まだ引っ付くことができる。
しかし、分からない周回数が気持ちを折らすきっかけとなってしまい、そのまま脱落して、リタイアになりました。

結局自分が逃げをお膳立てしたレースとなってしまった。
やっと逃げを作る、展開の流れに乗ることができた。
ではこれで、このベルギー遠征の目標は達成されたのか?

ベルギーに来た当初なら最初の6周勝負と思ってやっていたので、これで達成だったでしょう。

しかし9戦も走り、こちらのレースに順応してきつつある今思うことは、展開を作るにしても、流れに乗るにしても、それらは最後先頭でゴールに向けて勝負するためのもであり、だからこそ最後のその場面に自分がいないのなら、意味がないと思います。


ベルギー人に勝ちたい。力でねじ伏せたいし、駆け引きで上回りたい。

日本に帰ってから宿題だらけです。


残すケルメスレースもあと1レースです。
最後のレースは怪我には気をつけて、楽しく走ってきます。



千切れた時点でのデータです。
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